小6 てこが水平につり合う条件を見つける てこのはたらき【実践事例】館林市立第三小学校 井上湧登
授業担当者 | 井上湧登 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | |
単元 | 小学校6年 /理科 |
〈実践の概要〉
前時までに「てこが水平に釣り合うのは、どのようなときだろうか」という問題解決を図るために、実験用てこを用いて班ごとに実験を行わせました。本時では、それぞれの実験結果をロイロノートで共有して考察を行わせました。そして、てこがつり合っている場合は「左側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離)=右側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離)」となることに気付かせました。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
各班の結果を共有したことで、それぞれの実験を踏まえた共通点を見つけることができました。
ロイロノートで結果を共有することで、 他の班の結果を自分の班で確かめる場面が見られました。
ロイロノートを活用することで、班の話し合いの内容を教員が全体へ伝えることができました。
〈実践の目標〉
てこが水平につり合うとき、どのようなきまりがあるか実験結果から多面的に考え、てこが水平につり合うのは、おもりの重さと支点からの距離をかけた数が左右で等しくなったときであるということを導き出すことができるようにする。
〈授業写真〉
〈場面1〉本時の課題を確認する
前時までの学習活動を振り返り、「てこがつり合うときは、どのようなきまりがあるか」という本時の課題を確認しました。考察することを段階的に行うために、個で気付いたことを書き出させました。
〈場面2〉気付いたことを基に、班で話し合う
前時までに他の班の実験結果を比較できるように、それぞれの班の結果をロイロノートで提出させました。個で書き出したことを基に、班で話し合いを行い、考察を導かせました。その際、他の班の結果を踏まえて話し合いを進めたり、他の班の結果が本当に正しいのかを実際に実験用てこで確かめたりすることもできました。
〈場面3〉班での話し合いを基に、個で考察を行い、全体で規則性についてまとめる
班での話し合いでまとまった考えを各々の言葉でノートに表現させました。個の考察を基に、全体で規則性についてまとめ、「左側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離)=右側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離)」となることに気付かせました。
〈場面4〉振り返りをする
本時の学習で分かったことをノートにまとめさせました。また、新たにもった疑問や課題などについても問うことで、次の問題解決の過程へと繋げるようにしました。