小3 国語科 三年とうげ タブレットを使い,三年とうげのおもしろいところを伝え合おう【実践事例】 (浦添市立神森小学校)
授業担当者 | 大山 和生 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 小学校3年 /国語科 |
単元 | 三年とうげ |
〈実践の概要〉
「三年とうげ」で感じた面白さを共有するために,ロイロノートを活用し,自ら選んだ視点に合った根拠となる教科書の本文を写真におさめる。またなぜそこのページを選んだのかの理由をまとめ,伝え合う活動の材料とする。グループ内で自分が作った感想カードを送り,1人1人の面白いと思った感じ方の違いに気づかせる。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
感想カードの簡単な共有
視覚的に理解できる1人1人の感じ方の違い
授業や活動の見通しができる
〈実践の目標〉
レイアウトをもとに,自分のおもしろいと思ったところをまとめることができる。
グループで話し合いをし,感じ方の違いに気付くことができる。
〈授業写真〉
〈場面1〉おもしろいと思ったところをまとめる
「三年とうげ」を読み自分が面白いと思ったところを見本をもとにまとめた。子ども達が簡単に作成できるように見本となるレイアウトを送り,参考にしながら活動した。また文字入力をする時間を省くために,基になった教科書の本文をカメラ機能を使って撮り○で囲ませ,なぜ面白いと思ったかの理由をワークシートに書き,同様の機能を活用してまとめた。
〈場面2〉シンキングツールを活用した授業の流れの把握
話し合いでの共有前に,授業の流れと話し合いの仕方についてシンキングツールを活用し子ども達と確認した。流れを視覚化した成果として全体の流れやグループごとの話し合いがスムーズにいき,活動の進捗状況がどこまで進んでいるかを自分たちで把握することができた。
〈場面3〉おもしろいと思ったところの共有
「三年とうげ」でおもしろいと思ったところをまとめたカードをグループ内で共有した。1人ずつ話し,聞き手の児童は話し手の発表カードを見て自分との違いや同じところはどこか考えながら聞いた。おもしろいと感じたところの違いが明白に分かるように3つの観点(「話の組み立て方(話の流れ)」「登場人物の気持ち・行動の変化」「言葉の使い方や文の調子」)を設け,1人1人の感じ方の違いに視覚的にも気づかせるようにした。
〈場面4〉自分で選んだ昔話の共有
「三年とうげ」の面白いところを共有した後の言語活動として,自分が選んだ昔話や民話の面白いと思ったところをまとめ,同様に伝え合う活動を行った。まとめ方は,「三年とうげ」と同様にし,伝え合う活動では,読んだことがない昔話への興味関心の高まりや,知っている昔話でも違った面白さに気づいている児童が多くおり,1人1人の感じ方の違いに気づくことができた。
〈授業写真〉