小6 理科 発電と電気の利用の仕方について考えを共有する【実践事例】 (明石市立林小学校)

小6 理科 発電と電気の利用の仕方について考えを共有する【実践事例】 (明石市立林小学校)


基本情報
授業担当者丹谷 純也
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校6年 / 理科
単元発電と電気の利用
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〈実践の概要〉
6年生理科「発電と電気の利用」の学習で、一人一台のタブレットを利用した。「手回し発電機による発電」「光電池による発電」「コンデンサーに電気をたくわえる実験」の3つの実験を行うときに、ロイロノートを利用した。教員機から課題を送信し、子どもたちは、実験を行った結果を記録し、提出する。そして、考えを比較したり検討したりすることで学習を深めていくようにした。子どもたちは、短時間で操作方法に習熟し、すぐに使いこなすことができた。また、動画や画像など、これまで簡単に共有することができなかったことが共有できることで関心を高めたり、理解を深めたりすることにつながった。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
一人一人の考えを短時間で共有することができる。
実験の結果を画像や動画で記録することができる。
発表が苦手な子どもでも自分の考えが発信しやすい。

〈実践の目標〉
手回し発電機などを正しく扱いながら、発電の様子を調べ、適切に記録できる。
光電池や鏡などを目的に応じて正しく扱いながら実験を行い、適切に記録できる。
ICT機器を用いて、自分の調べたことをわかりやすく説明することができる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉手回し発電機の実験
手回し発電機の回す向きによって豆電球とモーターで違いがあるのかを調べる実験を行った。初めに、教員機から子ども達のタブレットに教科書に記載された実験結果を記録する表を「送る」機能を使って送付した。次に、子どもたちが実験を行いながら、記録表に結果を記入し、提出した。共有機能をオンにすることで、自分の結果と友達の結果を即時に比較することができた。また、画像や動画を添付するなど、より詳しく記録したものを提出する子どももおり、関心をもって実験に取り組むことにつながった。

〈場面2〉光電池での発電の実験
光電池での発電の実験を運動場で行った。セルラーモデルの利点を生かし、校舎外にタブレットを持ち出し、実験してすぐに結果の共有が可能になった。光電池に当たる光を強くするために、鏡を使用した。そこで、鏡の使い方がわからず困っているグループもあったが、他のグループの投稿した動画を確認することで、鏡の使い方を理解し、自分たちのグループの実験に生かす場面が見られた。

〈場面3〉コンデンサーにたくわえた電気の利用
手回し発電機を利用してコンデンサーに電気をたくわえる実験を行った。ロイロノートの活用に慣れてきたこともあり、実験の結果を自由にまとめて提出するよう指示を出した。子どもたちは、テキスト機能を活用して、豆電球、発光ダイオード、モーター、電子オルゴールで電気の消費される時間が違うことに気づき、表にまとめたり、写真にテキストを書き込んだりと工夫して記録することができた。

〈場面4〉自由研究の計画を立てる
年度末に自由研究を行う予定である。そこで、ロイロノートを活用して、研究の計画を立てることにした。WEB機能で自分の関心のあることについて調べ、研究したい内容を決めた。また、必要な準備物や実験の工程など調べたことを繋いで提出させた。生徒間通信をオンにすることで、一緒に研究をしようと考えている友達に自分の計画を送信し、共有することもできた。

〈授業写真〉
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