高1 国語 国語総合(現代文) 短歌の読解【実践事例】 (日本大学山形高等学校)
授業担当者 | 奥山秀則 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校1年/国語 |
単元 | 国語総合(現代文) |
〈実践の概要〉
短歌の読解を行った。その際、①教科書中の短歌から好きなものを一つ選び、その理由を答える、②クラス全員が一つの短歌の解釈(口語訳)をし、共有する、③標準的な解釈(口語訳)と比べ、作者の思いに迫るということを行い、短歌の面白さに気づかせたいと考えた。
①~③のいずれも、ロイロノートのテキストに書き込み、それを提出箱に提出させ、それを教師が画面配信をする形で、共有を図った。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
プリント等のペーパーレスにつながった。
調べ学習が簡便になった。
生徒自身が興味を持ち、能動的になった。
〈実践の目標〉
自ら考える…自分の感覚や感性を大切に「自分の意見や感想」を持つ。
考えを共有する…他者の考えを共有し、知る。
考えを深める…他者の考えと自分の考えを対比させ、更に考えを深化させる。
〈授業写真〉
〈場面1〉教科書中の短歌から好きなものを一つ選び、その理由を答える
これは全くの「主体的な読み取り」の作業になると思うが、教員側からの予備知識がない状態で生徒個人の印象や感性で選び、選んだ理由を書かせた。口頭での発表も以前は行っていたが、「前の発表者が考えたことと同じ」や「まだ考えています」などの消極的な回答が一定数あったが、それが全くなくなった。
〈場面2〉クラス全員が一つの短歌の解釈(口語訳)をし、共有する
今度は同一課題に対してどう解答するかということだが、個々の考えが見れる恰好のチャンスである。共有することで共通したワードや感覚・独自性のある視点を確認することができた。
〈場面3〉標準的な解釈(口語訳)と比べ、作者の思いに迫る
指導書に基づく解釈を提示することで、自分との解釈の共通点や相違点を知ることができる。