高1 社会/地歴公民 プライバシーの権利と報道のあり方を考える 人権の広がり【授業案】水戸啓明高等学校 狩野 佑介
学年 / 教科 | 高1/社会/地歴公民 |
単元 | 人権の広がり |
指導要領 | 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち |
教科書会社 | 詳述 公共 |
授業者 | 狩野 佑介(水戸啓明高等学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
共有ノートを用いて論点を整理するとともに、シンキングツールを用いて自らの立場を明確にさせる点、また、立場を逆転させて考えを提出させることで、より深く多面的多角的に問題について考えさせることができるようにした点に力を入れました。
よろしくお願いします。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】「プライバシーの権利」ってどんな権利?
前時の学習内容(「プライバシーの権利」)について、復習をする。
テストカードを用いて、「プライバシーの権利」を身近に捉えさせるとともに、近年では特にSNSを通じたプライバシー侵害のケースが増えていることを理解し、問題点について考察する。
【展開2】実名報道と匿名報道、 それぞれのメリット/デメリットは何?
ニュースを見て、被害者の報道のあり方をめぐって議論になったことを知る。
実名報道と匿名報道、それぞれのメリット/デメリットについて、グループで話し合い、共有ノートでまとめる。
【展開3】実名報道と匿名報道について、 自らの考えを深めよう!
展開2で整理した論点をもとに、自らの考えをまとめ、シンキングツールを用いて、現時点での立場を明確にする。
→ グループで適宜共有し、意見交換する。
立場を逆転させ(先述の作業で実名報道すべき寄りと考えた場合は匿名報道すべきと考える立場で、匿名報道すべき寄りと考えた場合は実名報道すべきと考える立場で)、その主張を考え、提出させる。
( 実名報道の立場はカードをピンクに、匿名報道の立場は水色に変更。 )
【展開4】実名報道と匿名報道について、 自らの考えを整理しよう!
指名された数名の生徒は、提出した考えを画面共有を用いつつ発表し、他の生徒と共有する。その際、発表者以外の生徒はまとめシートを通して、発表者の意見への賛否とともにコメントを記入する。他者の考えを踏まえ、自らの理解を深める。
最後に展開3と展開4を踏まえ、逆の立場になって考えてみることで自らの意見は最初の意見とどのように変わったのか、あるいはどこがポイントで変わらなかったのか、整理して提出する。