高2 国語 李徴の「欠けるところ」を考えよう 山月記【授業案】藤村女子中学・高等学校 山口英恵
学年 / 教科 | 高2/国語 |
単元 | 山月記 |
指導要領 | B 読むこと ⑴ オ |
教科書会社 | 桐原書店 |
授業者 | 山口英恵(藤村女子中学・高等学校) |
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解説動画
作成者からのアピールポイント
本文の冒頭からワークシート(シンキングツール)を活用することで、生徒がより主体的に本文を読むようになり、理解を深めることができました。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】「李徴と袁傪の人物像」を読み解く
第一・二段落を読み、李徴と袁傪それぞれの性格や特徴を挙げる。共通点・相違点をまとめ、二人の関係性を確認する。個人で考えたことをもとに、4〜5人のグループで分かれて話し合う。グループで意見をまとめて、代表者が発表する。
【展開2】「李徴にとっての詩とは」を読み解く
李徴は詩に対してどのような姿勢で臨んでいるか、李徴と詩との関わりが分かる部分を、第一段落・第四段落前半から挙げる。本文から見えてくる「李徴にとっての詩とはどのような存在か」を考える。個人の意見をもとにグループに分かれて意見を出し合い、代表者がクラスで発表する。
【展開3】「李徴の欠けるところ」を考察する
李徴の詩を聞いた袁傪が「一流になるには欠けるところがある」と思った場面に注目する。袁傪が考える、李徴の「欠けるところ」はどのような点か、グループで意見を出し合って考えを深め、クラス全体で共有する。
【展開4】李徴の自己分析の場面につなげる
第五段落を通して、李徴が考える「なぜ虎になったのか」という自己分析の内容を読み取る。展開3で考えた「欠けるところ」との比較・考察を行う。グループで話し合い、クラス全体で共有する。