高3 国語 資料を読み解き、論理的に主張する力を育む小論文執筆 小論文演習【授業案】梅光学院中学校・高等学校 川口 駿純
学年 / 教科 | 高3/国語 |
単元 | 小論文演習 |
指導要領 | 国語表現B書くこと⑴イ,ウ |
教科書会社 | ーーーー |
授業者 | 川口 駿純(梅光学院中学校・高等学校) |
投稿日 | 2025年3月26日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
小論文を書く上でのプロセスを学びながら、自身の意見の構築を図るだけでなく、発表を通じて、さまざまな考え方に触れる機会を設ける。また、協働学習を通じて他者との意見比較を活発にし、視野を広げられるよう意識をした。
また小論文の質だけでなく、生成AIや級友・教員のサポートも受けつつ、最後まで自分の力で小論文を完成させることで、学習意欲や自己肯定感の向上につながるよう意識をした。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】資料読解
問題文に提示されている資料を読み取り、各自の意見をワークシートに記入
授業始まって間もない時期であったため、各自で考えてほしい事項を事前に提示した
【展開2】意見発表
資料から読み取れたこと・推測されることをグループ内で共有
自身の意見を「書く作業」と「読む(伝える)作業」を通じて、「説得力/論理の一貫性」があるかを主観的/客観的に検討する
【展開3】意見構築
グループごとの意見をまとめ、クラス全体に共有を行う
クラス全体で各グループの意見を共有することで、展開2よりさらに深い考察を行う
展開1~3を通じて、このテーマにおける自身の意見を固めることで「書けない(意見が定まらない)生徒」が生まれないようサポートする
【展開4】小論文執筆
これまでの活動をもとに自身の意見を構築し小論文執筆を行い、提出する
提出後は教員だけでなく、提出箱を共有し各生徒にも見てみてもらい、フィードバックをもらう(動画では説明していない)
【展開5】小論文添削・修正
生成AIを用いて添削を行い、フィードバックをまとめ修正を行う(3回目の作品を提出)
生成AIの添削を利用することで、学習効率アップを図る
生成AIのフィードバックをもとに小論文の修正を行うこと(添削→修正→添削→修正→点添削)で、どの生徒も最終的には自身の小論文を「自分の手で書き上げる」経験を積み、学習意欲だけでなく、自己肯定感の向上にもつなげる。
また、生成AIからの添削を受け、どのように修正していくかを自分でだけでなく、級友や教員の意見を聞くことも許可し、個別最適学習と協働学習の両立を試みた。