高3 生物基礎 体内環境としての体液 生物基礎の授業におけるロイロノートの活用【実践事例】 愛媛県立宇和高等学校 都築 和美

高3 生物基礎 体内環境としての体液 生物基礎の授業におけるロイロノートの活用【実践事例】 愛媛県立宇和高等学校 都築 和美


基本情報
授業担当者都築 和美
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科高3年 /生物基礎
単元体内環境としての体液
hr
〈実践の概要〉
生物基礎の授業では、図や動画を活用して説明する場面が多いが、グラフの読み取りについては、苦手意識のある生徒が少なくない。そのため、教科書や資料集の図票をモニターに投影して、ペンで書き込みながら、実物投影機の代わりに活用している。特に重要なグラフについてはロイロノート上で画面を共有して説明を行った。また、実験、観察の記録をタブレット端末で行うことで、一度の観察で複数のプレパラートの作成が可能になったり、考察にじっくり時間をかけることができるようになったりした。また、考査期間中に質問箱を設置して個別指導に対応したところ、好評であった。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
課題の提出、確認がスムーズに行える。
長期休業中の課題、ペーパークラフトなどをつぶれることなく提出できる。
レポートの発表会では、画面配信によりカードを共有できたので、聞く側の生徒の集中力も高まった。
図表をモニターに投影して、ポイントをペンで書き込みながら、生徒と一緒に確認することができる。

〈実践の目標〉
ロイロノートで課題を提出させる活動を続け、生徒のスキルアップを図る。
発表シートなどの作成を通して、プレゼンテーション力の向上を図る。
実験・観察に活用し、情報の収集・共有・思考を深める活動などを行う。

〈授業写真〉
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〈場面1〉課題の提出
長期休業に、3年生ではDNAの二重らせんモデルを、1、2年生では免疫機構のポップアップブックを作成する課題を提出した。これまでは、つぶれることを危惧しながらの提出であったが、写真を数枚とって提出することが可能となった。教師側も、一つ一つの作品の確認が容易になった。今後も、このような提出方法を継続したい。

〈場面2〉レポートの作成・発表
夏休みにレポートを作成し、調べたことを発表する活動を行った。調べ学習が苦手な生徒も、ロイロノートからWebを使って調べたり、カードを作成したりすることで楽しんで活動することができていた。発表会では、画面配信機能を活用し、積極的な意見交換ができた。

〈場面3〉顕微鏡観察時の記録
顕微鏡観察を行う際、スケッチに要する時間が長くなり、考察に十分な時間を取れないことが度々あった。そこで、タブレット端末を接眼レンズに近づけて、撮影した画像をロイロノートへアップロードし、班員や他の班と共有することを試みた。ブタの腎臓の観察や、血液の観察の際に行った。他の班の検鏡結果と自身の検鏡結果を比較することができ、話し合いが深まった。

〈授業写真〉
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