高1 国語 100字で本文の内容を要約しよう【実践事例】(静岡大成中学校・高等学校)
静岡大成中学校・高等学校
中山 龍一教諭
ロイロノート・スクールの比較機能で、お互いの要約を比較し合い、要約のコツをつかみながら文章の要旨を捉える授業を展開します。
教材の内容の中で、重要だと感じている言葉を各自ピックアップし、ロイロノートのカードに書き込み、教師に提出します。教師は送られてきた内容をクラス全体で共有します。
各生徒があげたキーワードを参考にして、各自100文字以内の要約を行っていきます。要約した内容はロイロノートのカードに入力し、教師に提出します。教師は、提出された要約の中からいくつかをピックアップし、比較表示します。それを見ながら、よい部分、悪い部分を説明し、要約のポイントをおさえます。
その後、補助教材から抜き出した短い文章を提示し、これまでの流れと同じようにして要約を行います。文章の要旨を捉えるとともに、どういった部分に重要な内容が書かれているのかに気づくことが大切になるので、その点に留意しながら授業を進めていきました。
ロイロノート導入のメリット
ロイロノートを使うことで、クラス全員の意見を取り入れることが容易になり、授業に参加せざるを得ない状況ができあがる点がメリットです。
意見を比較するのにもスムーズで、書く時間を省くことによって、多くの意見を扱うことができました。
実践の目標
要約のコツをつかみ、文章の要旨を捉えることができる。
実践の場面
1. 要約に必要なキーワードを探す
教材の内容の中で、各個人が重要であると感じている言葉をピックアップし、ロイロノートのカードに書きこむ。
それを教師のタブレットに送信し、提出する。
2. キーワードを参考に要約をする
教師は送られてきたカードを一覧表示し、クラス全体で共有する。各生徒が挙げたキーワードを参考にして、各自100文字以内に要約を行う。
要約した内容はロイロノートのカードに入力し、教師に提出する。
3. 要約を比較する
教師は、提出された要約の中からいくつかをピックアップし、比較表示する。
それぞれの生徒の要約を比較しながら、教師はよい部分、悪い部分を説明し、要約のポイントをおさえる。
4. 文章を変え、キーワードを探す
今度は補助教材から抜き出した短い文章を提示し、その中から重要であるキーワードをピックアップし、ロイロノートのカードに書きこむ。それを教師のタブレットに送信し、提出する。
5. キーワードを参考に要約をする
場面2と同じように、教師は送られてきたカードを一覧表示し、クラス全体で共有する。
書く生徒が挙げたキーワードを参考にして、各自100文字以内に要約を行う。要約内容はロイロノートのカードに入力し、教師に提出する。
6. 要約を比較する
場面3と同じように、教師は、提出された要約の中からいくつかをピックアップし、比較表示する。
それぞれの生徒の要約を比較しながら、教師はよい部分、悪い部分を説明し、要約のポイントをおさえる。