高1 社会 世界史 フランス革命 〜なぜフランス革命が起こったのか〜【実践事例】(広島県立尾道東高等学校)
授業担当者 | 立道 智大 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校1年/世界史A |
単元 | フランス革命 |
〈実践の概要〉
資料を基に,フランス革命とはどのような出来事だったのかを考える際にロイロノートを利用します。資料とその資料に対する問を生徒全員にロイローノートで配布し,その場で考えさせ提出させます。考えるだけで終わらないよう,ペアワークなどを通じて自分の意見と他者の意見を比較することで,生徒はその問に対してより深く考えるようになります。
世界史の授業では,様々な資料をもとに考えることが必要になるので,様々な資料を共有することができるロイロノートが大変役に立っています。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
これまでは発問に対して数人の生徒に意見を聞く程度であったが,ロイロノートを使うことで,その場で資料などに対する意見を記入し,提出することが可能なため,生徒全員が思考する場面をつくることができる。
全員が思考することができるため,それをもとにした意見の共有や議論がより活発に行われるようになった。
提出の時間を設定できるため,限られた時間で思考するトレーニングになる。
〈実践の目標〉
風刺画などの資料をもとに,フランス革命とはどのような出来事でそれがなぜ起こったのかを考える。
考えた理由や意見を生徒同士で共有し,フランス革命についての考えを深める。
〈場面1〉講義
本時の目標を確認し,当時のフランスが主に3つの階級からなる厳格な身分社会だったことを説明する。
〈場面2〉ロイロノート①〜フランス革命前後の変化〜
フランス革命に関する資料を,ロイロノートで全員に配布し,フランス革命が起きる前と起きた後でフランス社会はどのように変化したのかを考えさ,その場で提出させる。考えた意見をペアワークによって共有し,発表させる。
〈場面3〉ロイロノート②〜フランス革命の進展〜
フランス革命の進展の様子を示す3つの資料を配付し,その出来事の内容を教科書や資料集を使って調べさせ,その出来事の起こった順番を,カードで並べて提出させた。完成したものはペアワークによって共有した。
〈場面4〉講義
ロイロノートで提出させた資料をもとにフランス革命がどのように進展したのかを板書でまとめた。
〈場面5〉本時の振り返り
本時の内容と受講態度等の振り返りを行い,次の授業でフランス革命がさらに進展していくことを確認した。