高1 高2 コミュニケーション英語I できることからまず始めてみましょう【実践事例】(長野県上田東高等学校)

高1 高2 コミュニケーション英語I できることからまず始めてみましょう【実践事例】(長野県上田東高等学校)


基本情報
授業担当者吉沢 規至・宮本 由美子
ICT環境4人以上で1台タブレット・1人1台PC
学年 / 教科高1 コミュニケーション英語Ⅰ+社会と情報 / 高2コミュニケーション英語
単元1年生:Lesson5 “gr8” or great? (LANDMARK FIT English Communication Ⅰ) 啓林館、2年生: Lesson5 Diversity Brings New Products (Big Dipper English Communication Ⅱ) 数研出版
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〈実践の概要〉
新型コロナウイルスの影響で4,5月と一斉休校になり遠隔授業の必要性が高まる中、本校でもEd-Tech事業への参加を検討するに至った。いくつかのICT教育ソフトを紹介されたが、中でもロイロノートの使いやすさと支援力の高さを聞き、7月に職員研修会をお願いし、試験的に使わせていただいている。
ここでは、かなり初歩的であるが、ロイロノートを使い、1年生の英語と情報の授業の中で、教科横断的にレッスンのリテリング確認をした例と、2年生の英語授業で、ユニークな商品宣伝に係わるプレゼンテーションを行った例について報告したいと思う。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
カードを通じて生徒とのやりとりがスムーズにできる。
カードをつなげて行くことで、生徒が自己の探求プロセスを客観的に把握することができ、より効果的な発表にもつながる。

〈実践の目標〉
まず教員がロイロノートを知り、自己のICTスキルに合った使い方を工夫する。
カードやアンケートを通じて、生徒の情報や発信を受け止め、フィードバックする。
生徒が、個々のカードに込めた内容と繋げたカードの構成を意識しながら発表できる。

〈授業写真〉
(まずは職員研修から)              (協働して英語プレゼン準備) 
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〈場面1〉まずは職員研修から
7月7日に、(株)ロイロ佐藤邦享さんのご好意で、オンラインで職員研修を行いました。本校職員の半数以上が参加し、ノートの基本的な使い方を丁寧に教えていただきました。 カード作成やコメント記入の容易さとそのやりとりがスムーズにできることなど、驚きの連続でした。あとは個々の意識の問題です。

〈場面2〉生徒とつながる
“What’s your hobby?”というきわめて基本的な情報についてですが、長い休校期間を経て始めて高校に通う1年生とのカードのやりとりから始めました。生徒が提出したカードに直筆で(最初はなかなかうまく書けませんでしたが)コメントし、すぐに送り返すことができ、生徒は場所を問わず確認できるのがいいですね。

〈場面3〉アンケートにより生徒の発信を受け止める
再来年度から施行される新教育課程では、「教科横断的な学習」が求められます。コミュニケーション英語Ⅰのレッスンで習った内容の確認、生徒のリテリングによる発信など、ロイロノートのアンケート機能を使えば簡単に課題を作成し、回収し分析することができ、最も大切な生徒へのフィードバックもスムーズにできます。

〈場面4〉ユニークな商品の宣伝原稿を作成する
商品開発に関する単元を学んだ生徒たちが、グループで考案した新商品のプレゼンに取り組みました。生徒にとっては、教科書本文に沿ったリテリングの経験を基に、自ら選んだトピックを「ツールを使いながら英語で発信する」初めての活動でした。生徒は教員より速く、しかも直感的にアプリの操作を習得できることが分かりました。

〈場面5〉いざプレゼンテーションへ
「動くゴミ箱」「Bubbling Bottle(炭酸が補給されるボトル)」など、新商品を伝達するための情報を収集しつつ主体的に英語で書いて行きました。暗記・発表でなく「やり取り」「感想」を含めた言語活動になるよう、ALTとモデルを提示し見通しを持たせることも必要な指導過程でした。

〈授業写真〉
(英語授業のアンケート)     (「動くゴミ箱」のプレゼン準備)    (What’s your hobby?)
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