高1 社会 大航海時代とアメリカ征服 ロイロノート・スクールを用いた課題探究の実践【実践事例】(小野学園女子中学高等学校)
#実践報告 #授業実践事例
授業担当者 | 遠藤 大地 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 4年/世界史A |
単元 | 大航海時代とアメリカ征服 |
〈実践の概要〉
配布された紙のプリントの課題に教科書等を参考にしながら取り組み、ロイロノート・スクールの写真機能を使って撮ってもらい、提出箱に提出させます。提出された後はロイロノートを使用して解答を共有し、教員が解説をします。この提出された解答の内容によって評価を行っています。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
生徒全体への課題の配布と回収が手軽に行えるため、時間の短縮につながる。
生徒1人1人が考えた答えを生徒全体で共有することで、幅広い意見が出るようになった。
生徒が書いた答案を使用して、教員が答案に書き込むなど解説が行いやすくなった。
〈実践の目標〉
大航海が行われるようになった背景と国名を地図から理解する
大航海の人物と航路が結び付けられる。
大航海以後、アメリカ大陸でどのような問題がおこったかわかる
〈場面1〉ヨーロッパからインドまでの道とその理由
ヨーロッパからインドまでどこを通って行くのか各自考えてもらいました。そのときに、考えた理由を必ず明記するように伝えました。考えてもらったものは提出箱へ送ってもらい、共有をしました。陸を通ってインドへ向かう生徒、アフリカ大陸を通って海路でインドへ向かう生徒と答えた生徒が全体の8割以上いました。また、その解答からヨーロッパでインド産の香辛料の需要が高かったこと、オスマン帝国の存在が開拓の理由となっていたことを説明しました。
〈場面2〉航路の人物と功績を確認
教科書を参考にしながら、地図中の航路を行った人物と功績をつなげていきました。その際、スペインンかポルトガルどちらの動きなのかを確認しながら行いました。
〈場面3〉大航海以後のアメリカ大陸の動き
大航海が行われた後、スペインやポルトガルがアメリカ大陸に進出したことを説明し、そこで起こった問題点(先住民の酷使と伝染病の流行で人口が大幅に減少したこと)を説明する。また、それによりどのように対処すればよいかを考えさせ、提出箱に送ってもらい共有をした。共有後はスペインの対処方法を解説した。