小6 算数・理科・社会・英語 多様な見方・考え方のできる児童になるために【実践事例】 (長浜市立七郷小学校)
授業担当者 | 小多拓斗 |
ICT環境 | 6年/算数・理科・社会・英語 |
学年 / 教科 | 線対称と点対称・てこのはたらき・国力の充実をめざす日本と国際社会など |
単元 | ー |
〈実践の概要〉
七郷小学校第6学年では11月30日(月)~12月18日(金)まで、ロイロノートスクールを使って授業を行った。主要5教科を中心に取り扱い、様々な方向から活用法について探っていった。調べ学習やカードを用いた意見交流をはじめ、簡単なプレゼンテーション資料の作成などに取り組んだ。特に教育上有効であると感じたものは、児童同士の意見交流である。具体的には理科の実験の考察を共有したり、社会科の時代背景を表した風刺画から読み取った内容を共有したりした。普段は挙手しての発言が少ないクラスで、互いの意見を交流することが難しかったが、ロイロノートを使うことで、より積極的かつ効果的な意見交流ができ、思考を深めることができたと感じた。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
書いて提出させることで、必ず自分の意見を表明させることができる。
友達の意見や考えを簡単に共有することができる。
教師側が児童の学びを管理しやすい。
〈実践の目標〉
児童にロイロノートスクールの基本的な操作方法を身に着けさせる。
ロイロノートスクールの効果的な活用法について探る。
ロイロノートスクールを意見交流のツールとして利用し、多様な見方・考え方を育む。
〈授業写真〉
〈場面1〉算数科「線対称と点対称」
都道府県のマークについて、シンキングツール(ベン図)を使いながら、①線対称な図形②点対称な図形③線対称でも点対称でもある図形④線対称でも点対称でもない図形の4つに分類分けをした。その後、発展的な学習としてWebサイトからお気に入りの家紋を1枚カードにさせ、教師で集約、整理、配布し同じようにシンキングツール(ベン図)を使ってグループ分けを行った。
〈場面2〉社会科「国力の充実をめざす日本と国際社会」
日清戦争と日露戦争の時の社会情勢を表した風刺画を配布し、読み取った内容をカードに書き、提出させる。それぞれの児童の回答を全体で共有し、考えを深めていく。
〈場面3〉理科「てこのはたらき」
左の腕におもりをつるした実験用てこの画像をカードとして配布し、水平につり合うように右の腕におもりを書かせる。できたカードは提出させ全体で共有し、実際の実験用てこを使って本当につり合うのかどうかを調べていく。
〈場面4〉英語科「3ヒントクイズをしよう」
Webカードを使って、3ヒントクイズのヒントカード作りを行う。できたカードを使って友達にクイズを出す。英語を使ってクイズを出させロイロノートを操作しながら、視覚的にヒントを伝えられるようにした。
〈授業写真〉