小3 理科 昆虫しらべ 観察や説明を通して昆虫の特徴を理解させる授業を展開します【実践事例】(墨田区立中川小学校)
授業担当者 | 蒲生 純平 |
ICT環境 | 2人1台 |
学年 / 教科 | 小学校3年 理科 |
単元 | こん虫調べ |
〈実践の概要〉
「チョウを育てよう」の学習では、モンシロチョウの観察を通して、昆虫の特徴を学んだ。本単元では、前時に学校の周辺で、昆虫を捕まえてきた。捕まえてきた虫は、本当に昆虫なのか問題を見いだし、様々な方法で確かめていく。確かめたことをロイロノートを活用して説明させた。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
自身で撮影した複数の写真を説明する順番に繋げることで、順序立てて説明をすることができる。
〈実践の目標〉
実際に自身で捕まえてきた虫が本当に昆虫なのか、昆虫の特徴をもとに観察し、ロイロノートを活用して、友達に、観察した虫が昆虫であることを説明することができる。
〈場面1〉知識の確認
今までの学習で学んだ昆虫の特徴をモンシロチョウの画像をもとに、
①頭・胸・腹の3つの部分に分かれている
②あしが6本ある
③胸からあしが生えている
ことを確認し、昆虫か昆虫でないかを複数の写真からクイズ形式で問題を出した。
〈場面2〉問題を見いだす
「アリグモ」の写真を提示した。アリのように、頭・胸・腹が3つに分かれて見えるので、昆虫のように見えるが、あしが8本あるため、昆虫ではないことに気付く。
パッと見ただけでは、昆虫かどうか分からないことを通して、自身の捕まえてきた虫が本当に昆虫かどうか問題を見いだした。
〈場面3〉観察
自身の捕まえてきた虫が本当に昆虫かどうか、様々な方法を使って、観察し確かめた。虫眼鏡やICT機器を活用し、様々な角度から写真を撮影したりして観察をした。その後、昆虫の特徴を表にしたワークシートに、観察した結果をまとめた。
〈場面4〉ロイロノートで、観察して分かったことをまとめる
ロイロノートを活用して、観察した虫が昆虫であることをまとめ、友達に説明するための準備を行った。説明するために必要な写真を取り込み、説明する順番につなぎ合わせた。写真を撮り直すグループもいた。
〈場面5〉昆虫であるかどうか、説明をする
ロイロノートを活用し、昆虫の特徴を踏まえて、捕まえてきた虫は昆虫であることを友達に説明をした。昆虫かどうか分からなかった児童に関しては、友達と協力して再度観察を行い、昆虫の特徴を探した。
〈場面6〉まとめ
昆虫の特徴である3つの視点をもつことで、昆虫かどうか分かることをまとめた。