高1 理科 自律神経系による調節 ヒトの体内環境の維持【授業案】大手前高松中学・高等学校 青木 千紗
学年 / 教科 | 高1/理科 |
単元 | ヒトの体内環境の維持 |
指導要領 | (2)ヒトの体の調節 (ア)神経系と内分泌系による調節 |
教科書会社 | 数研出版 高等学校生物基礎 |
授業者 | 青木 千紗(大手前高松中学・高等学校) |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
シンキングツールを多く取り入れ、さらに自分自身の経験ともリンクさせた授業案を作成してみました。ついつい「覚えてね」と言ってしまいがちな自律神経系の分布と作用ですが、自分の体に落とし込むことで、より主体的な学びにつながることを願っています。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】中学校の内容の復習
生徒の活動
→既習事項である器官の位置と名称を確認する
【パターン1】
添付している図の既習器官のみ名称を隠し、ペアになって交互に答える。
答え終わったペアから着席。
【パターン2】
添付した図、もしくは添付した教科書の図を用いて教員側から名称と主な働きを講義する。
教員の働きかけ
→全員が参加できるよう机間巡視をし、必要に応じて声かけを行う。
【パターン1】
ペアワークに詰まっている場合は教員もペアワークに参加する。
【パターン2】
復習だけでなく、+αの小ネタor情報を加えて講義を行う。
【展開2】自分自身の経験との関連付け
生徒の活動
自分の経験から脈拍が早い場合とそうでない場合を思いつく限り5分で書き出してみる。
5分が経過したら提出箱に送る。
教員の働きかけ
提出箱に送られてきたカードを無記名にして共有する。
その後、教科書をベースに自律神経系の分布とその作用についての講義を行う。
【展開3】自律神経系の整理
生徒の活動
→展開1で行った活動をもとに実体験を得やすい3器官について場合分けを行う。
3分で予想の欄を埋める。3分が経過したら、提出箱に送る。
教員の働きかけ
→提出箱への提出が確認できたら、無記名で共有してフィードバックを行う。
その後、適宜教科書を用いながら結果を出して理解を促す。
※ 生徒が予想を立てる際、交感神経が優位な場合を体験してもらうため、
生徒をひとりで教室前方に来させ、30秒で推し臓器のPRをさせる。
【展開4】確認テスト
ロイロノートの「テストカード」を用いて自律神経系の分布と作用に関する定着をはかる。