高1 英語CⅠ Lesson 9 The Power to Unite People 英語CⅠの授業における活用【実践事例】 (日本大学山形高等学校)
授業担当者 | 澁井 徹 |
ICT環境 | 1人1台タブレット |
学年 / 教科 | 高校1年 / 英語CⅠ |
単元 | Lesson 9 The Power to Unite People |
〈実践の概要〉
導入したばかりなので,まずは教員も生徒もロイロに慣れることが大切と考え,日常的な活用を始めた。当初,タブレットを忘れてくるとか,充電が不十分という生徒も目立ったが,時間の経過とともに解消していった。テスト機能により継続的に「英単語テスト」を実施する,提出箱機能を「ノート点検」や「学習理解度の把握」に利用する,画面配信機能により「本文読解解説」や「補足資料提示」を施すなど,徐々にその活用範囲を広げることができてきている。次段階においては,音読や調べ学習への活用を見込んでいる。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
生徒の学習状況を即時に把握できる。
課題提出と確認をこまめにできる。
情報を適時に提供できる。
〈実践の目標〉
学習への取り組み姿勢を向上させる。
学習習慣の質を向上させる。
〈授業写真〉
〈場面1〉英単語テストを習慣化し,語彙力の増強を図る
毎時間の初めにテスト機能を活用して「英単語テスト」を実施している。採用している英単語教材をもとに指導計画を作成し継続的に行っている。解答してすぐに答えをチェックできるので,生徒の集中力が増し,質のよい語彙力を養成できると感じている。
〈場面2〉ノート点検をこまめに行い,学習習慣の定着を図る
これまでノート点検は手間と時間がかかり,提出時,学習の継続を遮ってしまう懸念があった。授業中に適宜,画像提出させることで,労力と時間を節約できるだけでなく,理解の度合いをその場で確認しやすくなった。また,授業に集中できなかった生徒も緊張感をもってノートをとれるようになってきたと思う。
〈場面3〉英文の解説指導を効率的に行える
本文を画面配信し,ペンやマーカーで指し示しながら解説できるのは便利である。書き直しや情報を加えることも容易で,長文の場合でも全体の構成を把握させながらの指導が可能である。
〈場面4〉随時,補足資料の提示ができる
題材が南アフリカのアパルトヘイトに関することなので,WEB検索機能で関連記事を取り出して生徒に提示しながら,周辺事項もあわせて学習した。文章の表面的な学習にとどまらず,そこから探究的な学習につなげるきっかけを与えられると思う。