高3 数学 社会生活と数学 どちらの福引きが有利か?【実践事例】(愛媛県立大洲高等学校肱川分校)
授業担当者 | 竹田有輝 |
ICT環境 | BYOD(生徒個人の携帯端末を使用) |
学年 / 教科 | 高等学校3年/数学活用 |
単元 | 社会生活と数学 |
〈実践の概要〉
授業前には、提出箱を用いて福引きの有利性について事前に考えさせた。授業では、シンキングツールを活用して提出させた内容を共有し、期待値を学習する前の導入として役立てた。毎回、授業の最後に振り返りの時間を設け、自分がこの授業で学んだことは何か、どれくらい授業の内容を理解しているかなどを考えさせて提出箱に提出させている。さらに、復習問題を解答させ提出箱に提出させており、生徒が提出した課題は、次の授業までに添削してコメントを加えて返却している。
〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
提出箱を利用することによって生徒の意見や解答を生徒同士で互いに比較・共有できる点。
シンキングツールを使うことによって思考が可視化され、生徒が新たな視点を見いだすことにつながる点。
双方向性があることで生徒が受け身にならず主体的に学習することができる点。
生徒が資料を自身のノートに保存できるため復習がしやすい点。
〈実践の目標〉
提出箱を利用して課題を授業前に提出させることで、家庭学習習慣の確立を図る。
シンキングツールを利用して生徒の思考を可視化し、数学的な見方や考え方を育む。
授業の振り返りを行い、学習成果や授業の理解度などを確認する習慣を身に付けさせる。
〈授業写真〉
〈場面1〉(事前学習)提出箱に提出
授業前の課題として生徒に二つの商店街の福引きのうちどちらを自分だったら引きたいのか、またその福引きを引きたいと思った理由を提出箱に提出させた。
〈場面2〉提出内容の共有
〈場面1〉の提出箱より、A、Bそれぞれを選んだ理由をシンキングツール(座標軸)の二軸に分けさせた。その後、教師が助言を加え、賞金、本数のどちらの観点かを整理させた。さらにその結果を生徒に共有し、活用できるようにした。その後シンキングツールを切り替えて期待値の学習をする際の導入として活用した。
〈場面3〉授業の振り返り
毎回、授業の終わりに、この授業で何を学んだのか、どれくらい授業の内容を理解できているのかを振り返らせ、その内容を提出箱で提出させコメントをして返却している。また、次の授業での補足説明に生かすなど指導にも役立てている。
〈場面4〉(事後学習)演習
演習問題を課題として与え、解答したものを写真に撮って提出箱に提出させ、次の授業までに添削とコメントをして返却している。
〈授業写真〉