基本給連動制(原資を利用する場合)の計算方法と利用条件

基本給連動制(原資を利用する場合)の計算方法と利用条件


この記事では、賞与シミュレーションの支給制度4つあるうちの1つ、
基本給連動制(原資を利用する場合)の計算方法と利用条件について解説します。
その他の支給制度については、支給制度の種類(支給額の計算方法・利用条件)を確認してください。

※ここで紹介している「基本給」は「手当」を含んでいます。
「手当」を賞与基礎額に含めるか否かは、手当のマスタで設定することが可能です。
詳細は、手当の種類を登録するを参照してください。


01┃計算方法
基本給と支給率(特別支給率)を掛け合わせ、賞与原資に収まるよう賞与支給金額を算出します

【STEP1】 賞与基準額(支給率×基本給)[C]を算出
計算式: 基本給[A] × 支給率(特別支給率)[B] = 賞与基準額(支給率×基本給)[C](小数点以下を切り捨て)
例)  320,000[A] × 1.5(150%)[B] ×  1(100%)[B] × 1.2(120%)[B]  = 576,000[C]

【STEP2】 賞与支給対象者全員の賞与基準額(支給率×基本給)の合計[D]を賞与原資[E]で割り、係数[F]を算出
➊【STEP1】で算出した個人の賞与基準額[C]を全員分合計したものが、賞与基準額合計[D]
❷賞与原資[E]を賞与基準額合計[D]で割り、係数[F]を算出
計算式: 賞与原資[E] ÷ 賞与基準額合計[D] = 係数[F]  (小数第5位を切り捨て)
例)  1,200,000[E] ÷ 2,059,125[D] = 0.5827[F]

【STEP3】 賞与基準額[C]に係数[F]を掛け、賞与支給金額[G]を算出
計算式: 賞与基準金額[C] × 係数[F] = 賞与支給金額[G] (小数点以下を切り捨て)
例)  576,000[C]  ×  0.5827[F] = 335,635[G]


02┃利用条件
利用条件は以下の3つです。
賞与シミュレーションを実施する一番最新の評価期間の評価シートに給与情報・手当が登録されている
支給率が登録されている
登録方法は支給率の登録を参照してください
賞与ウエイトが登録されている
賞与シミュレーションを実施する期間の評価シートに賞与ウエイトが登録されている必要があります
現在設定されている賞与ウエイトを変更したい場合は、例外処理:評価シート一覧_一括編集から変更してください
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