基本給連動型ポイント制の計算方法と利用条件

この記事では、賞与シミュレーションの支給制度4つあるうちの1つ、

基本給連動型ポイント制の計算方法と利用条件について解説します。

その他の支給制度については、支給制度の種類（支給額の計算方法・利用条件）を確認してください。

※ここで紹介している「基本給」は「手当」を含んでいます。

「手当」を賞与基礎額に含めるか否かは、手当のマスタで設定することが可能です。

詳細は、手当の種類を登録するを参照してください。

【STEP1】　獲得ポイント［F］を算出

➊基本給の獲得ポイント［B］を算出

計算式：　基本給［A］　÷　10,000　=　基本給の獲得ポイント［B］

例）　　320,000［A］　÷　10,000　＝　32［B］

❷基本給の獲得ポイント［B］と評点［C］を掛け、基本給と評点の獲得ポイント［D］を算出

計算式：　基本給の獲得ポイント［B］　×　評点［C］　＝　基本給と評点の獲得ポイント［D］

例）　　32［B］　×　86.66［C］　＝　2,773.12［D］　

❸基本給と評点の獲得ポイント［D］と支給率（特別支給率）［E］を掛け、獲得ポイント［F］を算出

計算式：　基本給と評点の獲得ポイント［D］　×　支給率（特別支給率）［E］　＝　獲得ポイント［F］（小数第3位を切り捨て）

例）　　2,773.12［D］　×　1.5(150%) ［E］　×　1(100%)［E］　×　1.2(120%)　［E］　＝　4,991.61［F］

【STEP2】　賞与支給対象者全員の獲得ポイント合計［G］を賞与原資［H］で割り、ポイント単価［I］を算出

➊【STEP1】の❸で出した個人の獲得ポイント［F］を全員分合計して、獲得ポイント合計［G］を算出

❷賞与原資［H］を獲得ポイント合計［G］で割り、ポイント単価［I］を算出

計算式　：　賞与原資［H］　÷　獲得ポイント合計［G］　＝　ポイント単価［I］　（小数点以下を切り捨て）

例）　　　1,200,000［H］　÷　15,344.7［G］　＝　78［I］

【STEP3】　個人ごとの獲得ポイント［F］にポイント単価［I］を掛け、賞与支給金額［J］を算出

計算式：　獲得ポイント［F］　×　ポイント単価［I］　＝　賞与支給金額［J］　（小数点以下を切り捨て）

例）　　4,991.61［F］　×　78［I］　＝　389,345［J］

利用条件は以下の3つです。