中3 音楽 日本の伝統芸能の特徴から魅力を再発見しよう 能 文楽 歌舞伎【授業案】立命館守山中学校 坂元 美友

中3 音楽 日本の伝統芸能の特徴から魅力を再発見しよう 能 文楽 歌舞伎【授業案】立命館守山中学校 坂元 美友


基本情報
学年 / 教科中3/音楽
単元能 文楽 歌舞伎
指導要領B鑑賞(1)鑑賞
教科書会社中学生の音楽2・3上、中学生の音楽2・3下
授業者坂元 美友(立命館守山中学校)

単元全体


解説動画


作成者からのアピールポイント
音楽を通して多角的な視点、聴く力を育成したいという思いから、歴史的にも文化的にも
関わりが深く、類似点も多い「能」・「文楽」・「歌舞伎」を同時に取り上げました。今回は、日本の伝統芸能を比較鑑賞しながらそれぞれの特徴や魅力をシンキングツールを用いて班で紐解き、日本らしさを考えられるよう構成しました。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】日本の伝統芸能が海外で人気を博し、 高く評価されているのはなぜ?
・「日本の伝統芸能」について知っていることを挙げる。
※個人でテキストカードに記入し、提出箱に提出する。
※知っていることが全くない場合は、インターネットで調べてみるよう促す。参考になるサイトをWebカードに準備しておく。
※提出されたテキストカードを全体で回答共有し、様々な意見に触れる。
・題材の目標と流れを知る。
※「能」、「文楽」、「歌舞伎」がなぜユネスコ無形文化遺産に登録されていることを知り、何百年も受け継がれて世界に誇れる文化になった理由、海外から「日本らしい」と言われる理由を特徴から探る。
・「能」、「文楽」、「歌舞伎」を動画鑑賞し、班の中で調べたいものを1つ選択する。
※班は、4〜5名で全6〜8班。各伝統芸能最低2班ずつ配置されるよう調整する。(途中で同じ伝統芸能同士で交流をするため。)


【展開2】各伝統芸能の特徴・魅力を探ろう!
・音源や動画を視聴しながら発見したことを①「音楽」、②「役者の動き」、③「舞台・歴史」に分けてまとめる。まとめる際、写真やイラストを用いても良い。
※①「音楽」を比較鑑賞させるときは、音楽に着目させるため、音源のみを鑑賞する。
※②「役者の動き」、③「舞台・歴史」は、動画を鑑賞する。
※音源や動画を繰り返し再生できるよう資料に組み込んでおく。
※個人活動後に班で意見を共有し、様々な視点に触れながら共有ノートを使ってフィッシュボーンに特徴をまとめる。
※教師は机間巡視をしながら必要に応じて補足説明を入れ、動画で検証しながら理解できるよう支援する。
※ワークシートには予め基礎知識(キーワード)を記入しておき、自分たちでインターネットや教科書で調べ、調べた内容を追記するよう促す。生徒がある程度まとめられてきたら途中で理解度を確認し、指導する。
・同じ伝統芸能ごとにまとめた内容を発表し合い、交流する。
※他の班の発表から新たにわかったことや気付いたことは、班ごとにまとめたフィッシュボーンに書き足す。
・班交流をしたあとは、テキストカードに「見つけた魅力」をまとめる。
※個人活動後に班で意見を共有し、様々な視点に触れる。


【展開3】日本の伝統芸能の魅力を再発見!「日本らしさ」って何だろう?
・各班で今までに調べた伝統芸能の魅力をまとめ、班別共有ノートでスライドを作成する。
※スライドの形式や枚数は問わない。
※動画やイラスト、写真を入れても構わない。
・各班ごとに調べた伝統芸能の魅力を発表する。
※発表時間は、5分程度。
※発表中は、各班の発表から気づいた魅力を
メモする。
・くらげチャートにメモした内容から共通点と相違点をまとめる。
・まとめた内容から「日本らしさ」とは何かをを考察する。


【展開4】日本の伝統芸能を広めるにはどうすれば良いだろう
・前時の内容を振り返り、これまでにまとめた特徴や魅力を基に海外の人たちはこれらの芸能にどのような魅力を感じているのか探り、再度「日本らしさ」とは一体どういったものなのか考える。班ごとに提出箱に考えをまとめたテキストカードを提出する。
・班ごとにまとめた内容を踏まえ、日本の伝統芸能を広めるにはどうすれば良いか個人で考えた後、班で協議・検討する。
・班ごとに提出箱に考えをまとめたテキストカードを提出する。
・グループごとにプレゼン発表する。
※発表時間は、3分間。
※発表中はワークシートに各班のプレゼン評価を記入する。
・個人、班でこれまでの活動を振り返る。


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