高3 英語 Environmental issues ロイロノートでジグソーリーディング【実践事例】 (愛媛県立松山東高等学校)

高3 英語 Environmental issues ロイロノートでジグソーリーディング【実践事例】 (愛媛県立松山東高等学校)


基本情報
授業担当者秋山奈津子
ICT環境4人以上で1台
学年 / 教科高校3年、英語
単元Environmental issues
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〈実践の概要〉
プラスティック汚染に関する記事を4分割して、各班が分担して読む。まず、キーワードをロイロノートのカードに抽出しながら、一人ひとりが個人で読む。次にロイロノート上でキーワードをシェアし、「自分たちの班の割り当て部分に書かれていることを分かりやすく伝える」という観点から話し合って、キーワードを取捨選択し、retellingの練習をする。班を再構成、新しい班には元の4グループからそれぞれ一人がいる状態にする。キーワードを示しながら、元のグループの割当て部分を説明し、英文の全体像をつかむ。その後、この問題の解決方法などを話し合う。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
それぞれがタブレットを持つことで、キーワードを考える際に、他者に影響されず、思考を深めることができる。キーワードのシェア→取捨選択の段階でも、情報が整理しやすいので、時間を有効に使うことができる。付箋などで情報をシェアする場合よりも、それぞれがタブレットを持って移動し、新しいグループで再度シェアできるので、活動がスムーズに行える。

〈実践の目標〉
読んだ内容を他者に伝える。
聞いた内容をもとに意見を述べる。


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〈場面1〉個人で読む段階
まず個人でキーワードのカードを作りながらじっくり読みます。このあとにする活動はキーワードを見ながらのスピーキング活動なので、「センテンスで書き込まない」ことが条件。伝わりやすくするために、画像などのビジュアルエイドを工夫する生徒もいました。一人ひとりがタブレットを使うことで、お互いに遠慮したり自分の意見を引っ込めたりする必要がなく、じっくり取り組めました。

〈場面2〉班でキーワードをシェアする段階
それぞれが選んだキーワードを、ロイロノートの「送る」の機能を使って、飯の中でお互いにシェアをする。付箋などを使って行う場合だと、英語が得意な生徒に他のメンバーが遠慮してしまう場面が見られるが、ロイロノートでのシェアだと同時に行われるので、英語にやや苦手意識を持っている生徒も自分なりの考えを伝えることができる。

〈場面3〉セカンドグループで全体像を把握する場面
セカンドグループを作る。セカンドグループ各班にそれぞれのグループから1人が含まれるように、再構成する。最初のグループで、キーワードを吟味し、発表の練習も十分に行っているので、自分の割り当て部分の内容を自信を持って伝えることができる。また、キーワードを見せながらの発表になるので、聞いているほうも内容理解がしやすく、全体像を把握しやすい。

〈場面4〉全体像を把握して自分の意見を述べる場面
他の人の発表を聞いて、全体像を把握した後で、プラスチック汚染に関する自分の意見やこの問題の解決方法をグループで話し合う。このジグソーリーディングは、読んだ内容を人に伝え、聞いた内容をもとに自分の意見を述べる「4技能統合型」の授業であるか、最終的に自分の意見をこの時間に学んだ語彙を使って述べることができるようにするのが目標である。
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