【校内研修マニュアル】授業デザイン作成研修

【校内研修マニュアル】授業デザイン作成研修

ロイロ認定ティーチャー認定にはロイロ所定の授業案を作成・ご提出いただく必要があります。ロイロの授業案作成研修についてまとめました。

ロイロの授業案とは
ロイロの授業案は、
授業の各展開を説明するプロット図・文章・解説動画
授業使うワークシートのノートデータ、画像
の提出が必要となります。
また、生徒が主体的に学ぶ取り組みが必ず展開の中に盛り込まれている必要があります。
生徒が主体的に学ぶ授業案を作成するための研修の流れをご説明します。

研修実施レポート
2022年11月23日にLEG岐阜にてこちらの研修を実際に実施おこないました

ロイロ授業案作成研修の流れ
所要時間・必要なもの・展開概要
所定時間
4時間程度(授業の教材作成などに時間がかかるため所要時間はあくまで目安となっています)
※ 長時間の研修を確保するのが難しい場合には、step1を1時間程度で実施し、授業の内容を考えていただいた上で、別の日程でstep2以降を2時間程度で実施することをお勧めします。

必要なもの
授業を作ろうと思っている単元の教科書・指導書・問題集などの資料
展開概要
STEP1 アイデアを考えよう
STEP2 プロット図を完成させよう
STEP3 動画を作成しよう
STEP4 授業案を投稿しよう

STEP1 アイデアをまとめよう
STEP1のワークの流れを動画にまとめました

①授業・単元で取り扱いたい項目を書き出す
授業案を作る単元を決めて、その単元で取り扱う予定の項目をシンキングツール上に書き出します。

② 「生徒に積極的に考えてほしい項目」と「知識・技能の取得だけでよい項目」を順位づけする
シンキングツールの切り替えをつかって、ダイアモンドランキングに切り替えます。
ダイアモンドランキングをつかって、「生徒に積極的に考えてほしい項目」と「知識・技能の取得だけでよい項目」を順位づけします。

③「生徒が主体的に考えていくための手法」と、「積極的に考えてほしい項目」を組み合わせてアイデアを作成する
所定のキャンディーチャートを全員に送ります
キャンディーチャートの一番左の列に、ステップ2で作成した「生徒に積極的に考えて欲しい項目」の上位にきたものをうつします。
キャンディーチャートの真ん中の列に、生徒が主体的に考えていくための手法のカードをのせます。
キャンディーチャートの右の列に、左の列の「生徒に積極的に考えて欲しい項目」と真ん中の「生徒が主体的に考えていくための手法」をかけあわせた「具体的なアイデア」をまとめていきます。
「授業の目当て」も記入します
出来上がったキャンディーチャートは提出箱に提出します。
ポイント
授業案を検索するを使って、すでに提出されている授業案のアイデアも参考にしましょう
アイデアは1つだけではなく、複数のアイデアを作ることでこの後のブラッシュアップがスムーズになります

参考リンク
キャンディーチャートの上部に記載されている生徒が主体的に考えていくための手法についての説明
各教科のプロット図作成のためのポイントの説明

④ ③で考えたアイデアをペアで説明して、お互いにアドバイスをもらう
③で考えたアイデアをペアでお互いに説明して、アドバイスをもらいます。
アイデアを説明する側が話す内容
授業の狙いはなにか
どんなアイデアを考えたか
(複数のアイデアを考えている場合には)どのアイデアが一番魅力的だと考えているか
困っているポイント、アドバイスが欲しい点など
アイデアを聴く側がアドバイスする内容
(複数のアイデアを考えている場合には)どのアイデアが一番魅力的か
魅力的だと感じた理由は何か
より生徒が主体的に考えれるようにするにはどのようにすればいいか
質問・疑問など
アドバイスされた内容をもとに、考えたアイデアのうち、どのアイデアをもとに授業の展開を作るのか考えます。

STEP2 プロット図授業案を完成させる
①授業案提出に必要な項目がまとまったドキュメントファイルを共有する
授業案提出に必要な項目がまとまったドキュメントファイルを共有します
下書きなどを以下のドキュメントにまとめておくと、投稿の際に便利です。
授業案提出下書き用ドキュメント loilo.docx

①授業の具体的なアイデアを考える
所定のデータチャートを全員に送ります
STEP1で考えた「具体的なアイデア」のうち、授業案を実際に作るアイデアについてそれぞれの項目を情報分析チャートに移動させます。
情報分析チャートの一番下の欄に「アイデアを実行するための授業展開」を具体的に考えていきます。
② プロット図に授業の流れをまとめる
プロット図授業案のテンプレートを全員に送ります
①で考えた生徒がアイデアを作る具体的な展開をプロット図の頂点に持っていきます
参考リンク
プロット図授業案テンプレート: plot_format.loilonote

プロット図の頂点においた授業展開の前や後の展開についても、授業の流れを考えて、プロット図に配置をします

③ プロット図・各展開で使うワークシートを画像として保存する
ロイロでは、プロット図だけでなく各展開で使うワークシートを画像として提出していただく必要があります。
そのため、プロット図が出来上がったら、プロット図や各展開で使うワークシートをスクリーンショットなどを使ってプロット図を画像として保存します
参考リンク
各端末でのスクリーンショットの方法

④ロイロのノートデータをエクスポートする
③までに作成したプロット図やワークシートを1枚のノートにまとめて、エクスポートします。
① ノート選択画面で「…」を選択します
② エクスポートを選択します
③ プロット図やワークシートが入っているノートを選択します
④ エクスポートを選択します
STEP3 動画を作成しよう
授業の各展開を簡単に説明した、5分ほどの動画を作成します。
説明動画の概要
生徒の思考をまとめるポイントを重点的に説明してください。
動画はロイロノートyoutubeチャンネル に公開します。
児童・生徒が授業をとおしてどのように考えをつくっていくかが、わかりやすい解説をお願いします。

解説動画トークスクリプト
以下の順序でご説明お願いします。
① タイトル・とりあつかった題材・単元の説明
② 生徒が思考する課題(プロット図のピーク)についての説明
③ 授業の各展開の説明 
動画の例

以下のように、画面全体がわかるように解説を作成してください。
画面全体のみをとれない場合には、なるべく、画面が大きく映るように撮影をしてください

おすすめ動画作成方法 ーiPadの場合ー
iPadをご利用の場合には、プロット図に音声データを録画し、動画の書き出し機能で動画を作成するのが便利です。
① ロイロノートでプロット図を開きます
② 「録音」機能でプロット図に音声を録音します
③ 録音が終わったら「…」を選択します
④ 「書き出し」→「動画ファイル」の順に選択し、動画ファイルを書き出します。

おすすめ動画作成方法ーiPad以外(Chromebook・Windows端末など)の場合
iPad以外をご利用の場合には、zoomなどのビデオ通話アプリを使って録画するのが便利です。
① zoomなどのビデオ通話アプリを起動する
② 「画面配信」機能でプロット図を表示して、
③ 録画をスタートし、プロット図の説明を録画する

STEP4 授業案を投稿しよう
STEP1・2で作成したデータをロイロの授業案提出フォームから投稿します

授業案投稿フォームから投稿する
STEP1・2で作成したデータを以下のロイロ授業案提出フォームから提出します
授業の各展開の説明についてはプロット図に記載されている内容を入力してください
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