ICTで授業が変わる！生徒主体の新しい学びのスタイルー東京都市大学 等々力中学校・高等学校 　等々力ICTフェア2022 レポート-

東京都市大学等々力中学校・高等学校ではロイロノート・スクールをはじめ様々なICTツールを効果的に活用し、生徒主体の新しい学びを作り上げています。2022年6月25日に開催された、等々力ICTフェアのレポートをまとめました。

（2022/07/04追加）

等々力ICTフェアは、東京都市大学等々力中学校・高等学校が開催している、公開授業と、先進的な先生方による教員向けセミナーをセットにしたイベントになっています。

第一部では同校の先生方による公開授業が開催され、11名のロイロ認定ティーチャーの先生方をはじめとするさまざまな先生方の授業が公開されました。

第二部では、同校の先生方だけでなく、全国の先進的な先生方を招いて講演を実施しました。また、先生方だけでなく生徒からの講演も実施されました。

公開授業では、様々な場面でICTを利活用しつつ、生徒が主体となる新しい学び作りを見ることができました。

ロイロをはじめとする様々なICTツールを活用している同校ですが、活用の目的は生徒の学びの姿をアップデートしていくことにあります。

そのため、ICTの研修だけではなく、授業改善に関する様々な研修や工夫が行われていました。

校内には、学びの手法やマインドセットを共有する掲示物が多くみられました。教員も生徒も、学びに対する手法やマインドを学ぶことで、ともに学びをアップデートしていく姿がみられました。

授業ではジグソー法などの手法が積極的に取り入れられ、調べる・発表する・思考するといった活動を生徒が主体的に行う授業作りが実践されていました。

公開授業では、オンライン授業の様子も公開されました。一方通行になりがちなオンライン授業でも、ロイロノート・スクールなど様々なツールを活用して、双方向型のオンラインならではの学びを確立していました。

ロイロノート・スクールの画面配信機能をつかうと、先生は生徒の端末に現在投影中の画面を直接みせることができます。

カメラの映像だけでは伝わりにくい内容も生徒の端末に直接うつすことではっきりと確認することができます。

参考リンク　画面配信

ロイロノート・スクールの提出箱をつかうことで、オンラインでも生徒の回答・課題をそのまま回収できます。また、提出箱の回答を共有するをおこなうことで、生徒同士も同じ教室にいなくても、お互いの回答を確認できます。

東京都市大学等々力中学校・高等学校では様々な教科・場面でロイロノート・スクールやICTが活用されていました。

先生から送られてきた資料にその場で書き込み・編集をして提出することができます。様々な教科でその場で生徒が意見や考えを書き込んでクラス全体と共有する活動が行われていました。

生徒主体の学びでは、生徒が調べたことや考えたことを発表する活動がとても大切です。ロイロをつかうことで、生徒は自由に自分の意見をまとめ、発表することができていました。

動画や写真をつかって実技や実験の様子を記録し、提出する活動も様々な活動で行われていました。体育の実技や英語のスピーキング、理科の実験の様子なども動画や写真や音声の形で残すことで、自らの学びを振り返ることができます。また、提出された様々なメディアを先生が評価に使うこともできます。

アンケートカードを使ってお互いの意見を共有したり、発表内容の相互評価を行なっていました。リアルタイムに結果を集計できるアンケートカードを使うことで、生徒間の相互評価がスムーズに行うことができ、協働的な学びが生まれます。また、生徒自身もアンケートを作成できるため、委員会活動などでもアンケートカードが活用されていました。

シンキングツールも様々な教科で活用されていました。シンキングツールをつかうことで生徒は自分の考えを可視化し、整理することができます。また、生徒間通信をつかうことでお互いの意見をその場で共有できるため、生徒間の意見の交流も活発に行われていました。

東京都市大学等々力中学校・高等学校には数多くの認定ティーチャーの先生方が在籍されています。

東京都市大学等々力中学校・高等学校の先生方の授業実践をまとめました。

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