中学校・高等学校 理科活用法 (編集中)
中学校・高校での理科の活用方法をまとめました。
講義での活用
知識の定着
シンキングツールを使って、わかりやすい説明を実現
学びの連続性が重視される理科では、生徒が「既に知っていること」「以前に学んだこと」と「新しく学ぶこと」がどのように関連するのかを理解することもとても大切です。
ロイロのシンキングツールを使うことで、生徒の知識を整理し、生徒自ら体系化することができます。
物理分野
物理分野では、物体にはたらくすべての力を考察する必要があります。そのため、シンキングツールを使って物体に働く力や考えられる条件を分類・整理することによって。目に見えない力の働きを理解しやすくなります。
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化学分野
化学実験では、他の分野に比べて「試薬の色が変わった」「気体が発生した」など、実験前後の変化が大きく、またその変化の様子を詳細わかりやすくまとめることが大切になります。
実験前後の変化もシンキングツールを活用することでわかりやすくまとめることができます。
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生物分野
生物では森林全体の植生の分類や、動植物のからだの作りに着目した分類など、実際のものの写真がないと理解が難しい内容が多いです。
そのため、シンキングツールと写真を組み合わせることによって動植物や植生の分類や特徴の整理がスムーズになります。
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地学分野
地学分野では、校外の露頭などを観察しにいくフィールドワークもおこなわれます。観察記録を写真でのこし、写真にテキストや手書きを簡単に加えられるため、フィールドワークでの記録も簡単におこなえます。
また、フィールドワークで気づいた内容をシンキングツールで視点ごとにまとめていくことで、気づきの整理がしやすくなります。
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反転授業も資料箱で簡単に
講義(lecture)
知識定着
先生からの伝達
TTわかりやすい説明
化学で
生物で
物理で
地学で
反転
生徒の調べ活動
調べるのがそもそも便利
プレゼンテーションで知識の定着
問題演習
カードを動かしながら
画像・動画テストカード 問題文をAIでも
復習として資料箱
観察・実験(experiment)
問題の把握・設定
予想・仮説の設定
実験の準備
観察・実験
結果の整理
考察
まとめと発表
成績評価について
問いを立てる
自ら問いを立てる
準備
実験・観察器具の使い方の説明
予測・推論
実験・観察中
共有ノートで各グループの様子をモニタリングできる
先生からのモニタリング
生徒同士の他者参照
実験課程でおこったことを記録できる
(あとから振り返れて考察とかに使える)
結果
結果の記録ができる
クラス全体で結果の記録ができる
化学で
生物で
物理で
地学で
考察
自分の実験課程が結果に及ぼした変化を考察できる
他の人の内容も比較しながら考察できる
まとめ
レポートを作る
プレゼンテーションを作る
各教科共通(鍵本作成)
観点別評価
観点別評価がロイロを使うメリット
知識・技能
思考判断表現
主体的に学習に取り組む態度
個別対応
提出箱でうけつけ
不登校対応
アクション
鍵本
理科の項目の整理とページの作成
各教科共通ページの作成
提出箱への評価の要望
他担当
英語・国語・数学:鍵本と対話して項目案の作成
竜さんにみてもらう
社会:黒上先生に相談
各科目共通の活用方法
実験、観察での活用など各教科共通の活用方法についてご説明させていただきます。
実験での活用法
実験方法・授業動画など必要な情報を資料箱で共有
また、解説動画などを事前にいれておくことで予習・復習にも活用できます。
実験課程の記録
実験前に、生徒に実験器具の取り扱いを図で説明させ、提出させます。器具の取り扱いについて理解度確認するとともに、他の生徒の解答例からも学ぶことができます。
また、写真や動画をつかって、実験過程や結果を簡単に記録・提出させることができるため、詳細な実験の記録をクラス全体で共有することができます。
考察の共有
提出箱をつかうことで実験結果に基づいた考察も共有することができます。
「なぜこのような結果になったのか」考察した内容をクラス全体で共有することでお互いの回答から、検証・考察を深めることができます。
実験データの共同入力
共有ノートを使うことで、クラス全体の実験データをまとめることができます。より多くのデータを集めることで、実験の精度を上げたり、広い範囲のデータを採取することができるようになります。
提出箱で仮説・予想を共有
理科の授業では生徒が事前に仮説を立て、それを実験で確かめることも多いです。
提出箱の回答共有機能をつかって、各生徒の仮説を共有することができるため、生徒はお互いの意見を参考に予想・考察を深めていくことができます。
観察での活用
授業・問題演習での活用
系統分離、生物の分類などカードを並べながら考える
ロイロでは、カードを自由に動かすことで思考を整理することができます。
イオンの系統分離や、生物の分類など、さまざまな自然現象や生物の特徴を整理して分類する操作も、ロイロでは実際にカードを動かしながら考えることができます。
さまざまなデータをまとめてプレゼンテーションに
理科では、自分の考えをまとめて、発表する活動がよくおこなわれます。ロイロでは、写真・動画・PDFファイルなどさまざまなデータを取り込んでプレゼンテーションを作成できます。取り扱うデータが多様な理科ではロイロの機能が非常に便利です。
またwebカードを使うことでWebページをそのままカード化することもできます。調べた内容や実験結果を簡単にまとめて提出・発表できます。
みんなで考察・相互参照
共有ノートで思考をリアルタイムで共有することで、これまでは個別におこなっていた考察も、協働的に行うことができます。
それぞれの意見を持ち寄ることで、生徒同士の活動から学び合いを深めることができます。

プレゼンテーションも協働的に作成
共有ノートを使うことでプレゼンテーションもリアルタイムで共同編集することができます。
お互いが自分の分担を決めてプレゼンテーションを作成することで、スムーズに発表内容を作成することができます。
リフレクションをつかった成績評価
予習や復習にリフレクションを取り入れることで、生徒は自分の学びを振り返ることができます。
また、リフレクションを提出・評価することで「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう姿勢」の3観点を同時に評価することもできます。
AR教材の活用
iPhone・iPad版ロイロアプリでは、資料箱のプレビューでARファイル(USDZ)が見ることでができます。
AR教材を活用することで、これまでイメージしにくかった目に見えない事象がイメージしやすくなり、生徒の理解が深まります。
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AR教材でなんでも観察
AR教材を活用することで、目に見えないほど小さな物質や、逆に大きすぎて教室には収まりきらない物質を自分の手元で観察することができます。
また、実際にモデルを動かしながら考えることもできるため、知識や理解をより深めやすくなります。
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科目別の活用法
化学分野での活用法
カードを動かして、化学反応を理解する
化学分野では目に見えない原子や分子をとりあつかうため、その反応をイメージしにくい生徒も少なくありません。
ロイロではカードを自由に動かしたり、拡大・縮小しながら考えることができるため、目に見えない原子や分子の動きがイメージしやすくなります。
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実験前後の変化をシンキングツールでわかりやすく
物理分野での活用法
作図を相互参照。お互いの意見からも学び合う
他の科目以上に力・電磁力・光の屈折など、作図が求められ、作図ができるかどうかによって内容を理解したかどうかを見とることができる物理分野では、作図した内容を提出箱で共有する機能がとても便利です。
生徒がつまづきやすい力・電磁力・光の屈折などの作図も、クラス全体で意見を共有することでお互いの意見から学ぶことができ、教員も生徒のつまづきを見とりやすくなります。
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シンキングツールを使って、条件を整理する
生物分野での活用法
写真をつかって分類をわかりやすく、スムーズに
観察記録をたくさんの写真・動画で
生物では顕微鏡写真や解剖の際の写真など、他の科目以上に詳細な観察が必要な実験・観察が多数あります。
ロイロでは容量無制限で写真・動画を残すことができるため、生物実験では容量を気にせずに各課程や詳細な様子を写真に残していくことができます。
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地学分野での活用法
貴重な岩石・化石も写真で分類
地学では岩石標本や化石など、全員が十分にさわる数のサンプルが用意できない教材も多く、グループで1つのサンプルセットを観察することも少なくありません。
そのため、写真で撮影して特徴を記録することで、いつでも見返せる状態で特徴を把握し、分類していくことができます。
参考リンク
フィールドワークでの記録も簡単に
理科の授業でのロイロの活用法動画
動画による実践紹介
2022年3月4日に行われたイベントのアーカイブ動画です。
参考リンク
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